小休憩は?

趣味の登山や週末の出来事を綴ります。

厳冬期の荒島岳

 

宿では20時には布団に入ったのに、22時前に目が覚めてそれからは天気の事や登山の事や帰りの事など色々な事が気になって寝不足なはずなのにまたもやほとんど眠れなかった。
でも、目を閉じて横になってるだけで疲れは取れるのかそんなに眠くはない。

3時に起きて窓の外を見ると雨が降ってる…どうするか?とりあえず出発の準備をしながら再び外を見ると雪が降ってる…
うーん、まずいぞこれは。
ほんとに中止か?
中止にしても行くとこないんで、とりあえず登山の拠点の勝原駅までは行ってみようと準備をしてたらいつの間にか止んでる!

4時半過ぎに玄関で1人出発しようとしてたら、わざわざ女将さんが起きてきてくれて見送りしてくれました。今度もしまた来る事があったらここに泊まろう。


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5時22分発の始発に乗って勝原駅へ。
と言っても20分で着くのですが。
しかし、電車の乗客は僕1人…
昨日あれだけ越前大野駅に降り立った登山者達は何処へ?
明け方の天気で中止にしたのかね?
なので、勝原駅に着くと電車から降りたったの僕だけだし、外はまだ真っ暗で右も左も分からない…

少しだけ待つ事にしました。
この写真は帰りの時の駅の写真です。


15分ほど待って少し空がしらみ始めたので、登山口目指して歩き始めました。
が、登山口に向かう道が分かりづらく、なおかつ暗いので何度か行きつ戻りつを繰り返してしまいタイムロスをしてしまった。

登山口に着いたのは7時前。
もうすでに何台か車が泊まって、登山者の方が準備してました。
車で登りに来た人がほとんどというか、この日は電車で登りに来た人はどうやら僕だけみたい…


駐車場にある電話ボックスが登山届提出所。


心配した天気も問題なく気持ち良く晴れてます。
7時に登山スタート!



最初からワカンを付けてスキー場ゲレンデ跡を登っていきます。
少しづつ日が昇ってきて白い雪原に日が当たり始める。



標高が上がって来ると後ろには白く輝く北陸の山々の姿が!




ゲレンデ跡だけあって広い雪原が気持ち良い!


荒島岳が見えてきた。


かつてスキー場だった残骸が。


荒島ギロチン。



スキー場を抜けるとここからは美しい森歩きの始まり。
おや、何か怪しい奴がいるぞ。


この森の有名キャラ。
トトロの木。
何処らへんがトトロか全く分かりませんね。

ここまでで1時間。
良いペース。


この辺りの森はとにかく気持ち良かった。快晴無風だし雪の状態が明け方に雨から雪になったせいか表面フカフカ中は締まってるので歩きやすい。




ようやく森の先に荒島岳の本丸の姿が見えてきた!


この辺りからしゃくなげ平までの登りが長く急でけっこうキツかった。
さすがにワカンでは厳しくなってきたんで、途中でアイゼンに変更する。


時刻はちょうど9時。
しゃくなげ平で小休憩していよいよ核心部の登りに向かう。
この先は一旦下って、もちが壁と呼ばれる急で危険な登りが待ち受ける。
でも、しゃくなげ平手前から始まった霧氷がこの先どんどん綺麗になっていく。










もう言葉はいらないね。


稜線に上がってからは青空が出てるもののガスが上がり始めてるのが分かってきたんで、少々気が焦り始めた。


急げ急げ!
あの白い稜線を見るんだ!







遅かった…ここから世界が一変。


ガスと風が強くなり、ホワイトアウト状態で雪面もクラストしててトレースもほとんど分からず、アイゼンの爪痕を慎重に辿りながら歩いていく。


何処を歩いてるのかほとんど分からないままいつの間にか山頂に着きました。


10時過ぎに荒島岳山頂到着。


ここからの景色も楽しみにしてたんですが、まぁしょうがないね。
山頂滞在5分で下山に取り掛かる。


下りは緊張する急な斜面を慎重に下っていきます。




天候悪かったのは山頂だけで、その後はほんとに霧氷の森が美しく降りるのが寂しかった。




電車の時間に遅れると翌日の仕事に間に合わないので、けっこうハイペースで登りましたが、下りはその分余裕が出来たので、ゲレンデあたりの気持ち良い場所でザックを枕に横になってしばらくぼーっと景色眺めながら休憩しました。が、けっきょく帰りの14時46分の電車まで1時間ちょい早く下山してしまいました。

駅では誰もいないし、周りは民家しかないし、寒いしでかなり暇でしたが、唯一隣の公民館に自販機があったので暖かい珈琲が飲めたのがせめてもの救い。
あったまるわ~
けっこうタイトな計画を立ててしまったけど、こういう遠征もありかな?と色々妄想してすごしました。


そして、京都駅には20時前に着いて、京都タワーの地下にあるお風呂に入ってサッパリしてまたまた夜行バスで帰路に着きました。



冬の荒島岳
稜線からの景色は見れませんでしたが、想像していた以上の景色が見れたと思ってます。
天気もまさかの好天で最近はひょっとして晴れ男パワーを宿しつつあるのでは?と勘違いしてしまいそうですが、遠くまで遠征した甲斐のある山行でした。
冬の荒島岳はぼくが山に求めるほとんどの物があると言えるほどの素敵な山でした。
いつか新緑の時に行きたいなぁ!